畳の事

日本の住まいといえば・・

そのもっとも特徴的なものは、和室

そしてその和室を和室足らしめるものは、

の存在。

畳の存在は、私たち日本人には、とても身近なもの。

畳の上で、寝る、遊ぶ、くつろぐ、、、などなど、

その用途は実に多岐にわたります。

畳はきちんと吟味して敷いていますか?

値段だけで、決めていませんか?

最近は、ビニール製や、紙製のイグサもどきの畳も、

多く販売されるようになりましたが、

本来は、日本で大切に育てらられたイグサが、

その畳の表の材料です。

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そして、そのイグサ、

実は現在流通している畳表の多くは、中国産です。

大量の安価な中国産のイグサが輸入され、

日本の生産農家は、廃業に追い込まれています。

畳は、畳床に稲藁が使われる本畳が、本来の姿。

しかし貼替などで、畳表のみという場合もありますね。

そして、この畳の表もいろいろなデザインがあることをご存知ですか?

肥後小紋

肥後友禅

平成市松

大目綾 

(湯浅畳店HPより)

今ではなかなかこのような織り方ができる職人さんも少なくなっていると聞いています。

また、畳が青々としている理由をご存知ですか?

一般にイグサは刈り取り後、すぐに泥に付け「泥染め」して

乾燥させ涼しい暗所で保存します。

この「泥染め」により草の葉緑素が定着して畳表の「青さ」になります。

また、無染土(泥染をしない)イグサは干草のにおいですが、

泥染めをしたイグサは、畳表独特の香りを持つようになります。

使われる泥も地域によって違いがあります。

しかし、近年では、泥染めの時点で何種類かの着色・添加剤が加えられ、

水性ペンキと水性ボンドで着色されているものも出回っているようです。

一番身体に密着する畳表に、化学物質が使われることは、

本当に不安な話です。

藁床がダニの原因という以前の問題ではないでしょうか?

しかし、ここまでは、あくまで、国産の畳の話。

大量に日本の住まいに運ばれる中国産のイグサは、

果たしてどんな泥で染められているのでしょうか?

心から不安になります。

そこで、最近は、環境的な問題もあり、

無染土の畳も、販売されています。

私が懇意にしている、矢部川流域プロジェクトの生産農家さんは、

イグサの無洗土処理をしています。

ところで、畳の表替えの金額とはいくらくらいなのでしょうか?

中国産の非常に安価なもので、3000円/枚くらいから、

国産の畳表は、8000円~10000円/枚からと、

仕様によっても値段のばらつきがあるようです。

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確かに国産の畳表の値段は、中国産より高いかもしれませんが、

今や一件の住宅に取り入れられている畳の枚数は、激減しています。

安全で、安心な畳や畳表を使うこと、

健康について考えると、金額では計ることができません。

本当に、安全で、環境にもよく、

そして日本の生産農家を守ることにもつながる、

質の良い国産の畳を、是非使いたいものです。

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注:画像は、矢部川流域プロジェクトさんのHPから、

お借りしました。

http://www.yabegawa.info/yabe-brand/-300px.html

 

以上

http://act-space.yokohama/より掲載